昔の話ですが、私と父は同じような時期に胃が痛くなり、いつもの診療所に一緒にいっていました。胃の透視と血液検査をし、私も父も異常なしでした。
薬を貰い私は治りました。父は何時までも、胃が痛いと言っていました。先生も出来る限りの検査をしても異常がないので、いちど大きな病院に行き、詳しく調べて、みるようにと指示がありました。
幸い家の近くに済生会病院がありました。そこで、胃潰瘍の診断を受けました。入院をし治療をしていましたが,あまり回復している様子はありませんでした。薬を飲みながら、様子を見るという事で退院が決まりました。
退院する前に念の為に胃カメラを取る事になりました。その検査で胃がんが見つかりました。父の兄弟と母が説明を聞きに病院に行きました。私には詳しくは説明をしてもらえませんでしたが。よくない状態のようでした。
手術をして、退院し、仕事に復帰しました。1ヶ月程し睾丸が腫れてもう一度入院、この時は薬で押さえ、また仕事に 復帰しました。肝臓が強かった為に抗がん剤の副作用もほとんどありませんでした。健康保険のみの治療でした。金銭的にどうだったのか私にはわからなかったのですが、済生会病院で高くなかったようでした。手術をしていただいた先生もとてもいい先生でした。
病院をやめられて、開業されてからも、その先生の病院に治療に行っていました。定年退職になってから、治療に行かなくなった父を心配してお金はいらないから、治療に来るように、家に電話がありました。(先生はお母様を胃ガンで亡くしておられた事もあり優しくして頂いていました)
退職の後の健康保険の切り替えが出来ていなくて病院に行っていなかったようでした。その後どの位、治療をしていたのかわかりません。82歳の時に体調をくずし、83歳で亡くなりました。胃ガンの手術から30年近くたっていました。
父の胃ガンの手術後の病院通いもそれほどお金がかかったとは聞いていませんでしたが。開業された先生の所に通院していた為と思います。安くして貰っていたのだと思います。現在だとそうはいきません。親戚の人の乳がん手術の時の話を聞きました。保険に入っているから、安心だと思っていたら保障期間が短いので、術後の通院費用がかさむそうです。
私の家庭では、医療保険にがんの為の特約をつけています。以前に訪問タイプの保険の見直しをしました。無料で家族のガン保険のプランを組んで貰いました。4年前でした。1ヶ月の保険金額が高かったので、その時はがん保険はやめて、医療保険のがん特約をつけてそのままになっています。
ガン保険について調べてみました
がん保険の保障の種類
診断給付金
入院給付金
手術給付金
通院給付金
先進医療特約
現在一般的になっているがん保険の特徴のひとつは、ガンと診断されると、診断給付金が出ます。
診断給付金の中には悪性新生物だけに支払われる物と。上皮内新生物にも支払われるものがあります。
悪性新生物
悪性の腫瘍ができて、正常な細胞を壊す状態
上皮内新生物
がん細胞が上皮までに留まっている、がんの事
保障の内容について
(1)「悪性新生物」と「上皮内新生物」の両方とも保障する
(2)「悪性新生物」だけ保障する
(3)おもに「悪性新生物」を保障するが、「上皮内新生物」も一部補償する
現在販売されているがん保険は(1)のパターンが主流で、(2)と(3)は少数派との事です。(1)では上皮内新生物の治療をしたことがある人は加入できません。注意が必要です。
日数無制限で出る「入院給付金」
医療保険では1回の入院で支払われる日数や通算日数に制限がありますが、がん保険の入院給付金は無制限。入退院を繰り返しても安心です。
治療の為に通院すると、「通院給付金」
入院をして入院給付金を受け取ってから所定の期間(365日など)に通院した場合に60日程度を限度に保障
入院したかどうかに関わらず、手術、抗がん剤治療、放射線治療といった3大治療の為の通院なら日数制限なしで保障
注意する事
抗がん剤の種類や放射線の線量に条件が設けられており治療を受けても給付金が受け取れないケースもあるそうです
繰り返しですが、治療内容などにより、入院給付金や通院給付金が支払われない可能性があります。一番頼りになるのは診断給付金です。
古いがん保険では診断給付金が出ないものもあります。まずは診断給付金が出るかどうか?調べてください。
がん保険では契約から3ヶ月程度たってから、保障が開始されるのが一般的ですから、無事に新しい保険に加入でき、保障開始日を迎えてから、元々加入していた保険を解約するようにしましょう。
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