子供が大学生の頃の話です。車に乗り友人の家に泊りがけで遊びに行っていました。昼過ぎ頃に電話がかかりました。本人から、事故にあって、救急車で病院に行く所だと言っていました。
電話を自分でかけているので、命に別状はないのかなあ?と思いました。病院を聞き入院の場合もあるので、着替えなどを持ち出かけました。急いで出かけました。友人も一緒に病院に来てくれていました。入院はしなくてよかったので、ひと安心。
足を怪我していました。松葉杖で何とか、歩いていました。タクシーで友人の家まで帰りました。車を置いていましたので、私が運転し家までつれて帰り、リハビリの事もあるので、歩いていける、外科病院に連れていきました。
膝の靭帯を損傷していて、何日かの通院が必要となりました。頭は打っていないと、本人は言っていましたが、念の為MRIを大学の近くの病院で受けました。どうしても、大学の講義をうけなくては、ならなかったんですが、通学ができません。子供が、先生の出身大学の後輩にあたり心よく、車で通学しなければ、ならない事を書いていただけて、大学の許可がおりました。
家からは車で30分程の距離でしたので、朝と帰りの送り向かいをしました。
病院で待っていると、患者さんの一人の人に、交通事故ですか?と聞かれました。保険会社とうまく、示談交渉が出来ない時は、交通事故紛争センターという所があるので、無料なので困ったら相談するといいですよと、電話番号などを教えてくださいました。
救急で搬送された、病院は近くの外科病院の先生が、最近まで勤務されていた所で、救急時のレントゲンやカルテなども借りる事が出来ました。本人は自転車に乗り車とぶつかりました。凄い勢いで飛んだそうです。柔道の受身みたいに地面にお尻をつけてました。対向車に引かれないように、道路の端に手とお尻で、逃げたそうです。
メガネ、携帯、自転車、が壊れていました。携帯は通話は出来ていました。
警察から連絡があり、本人を連れて、最寄の警察に来るように言われました。最寄の警察までは車で1時間程かかりますので、歩けない子供を乗せて、運転するのは、自信がありませんでしたので、私一人で警察に行きました。
次の日くらいに警察官の方が自宅まで、事情徴収にみえました。事故を起こした車の人にたいて、聞かれ、子供は相手の人はハンドルの下に荷物を置き運転していたので、事故が起こりやすい状況だったと思うと返答し、それなりの罰則をお願いしますと答えていました。
大学では学生の保険に入っていました。膝に柔かいギプスをつけていましたので、通院の費用が出ました。この保険は掛け金も安かったので、1年から卒業まで、費用を支払っていました。
別に共済系の保険も入っていましたので、そこの保険からも、通院費用が出ました。
事故から2日程で東京海上保険の人が家にこられて、事故の内容を聞いていかれました。穏やかでおとなしそうな人でした。過失相殺も8:2,8が車で2が自転車という事でした。
この電話は想定外でした
2週間程すると、東京海上の人から電話がかかりました。なんと!最初の担当者が転勤で自分がこの事故の担当をする事になったというんです。高飛車で声が大きく、過失相殺も6:5だとまくしたてます。
家の近くの東京海上に勤務しているようでしたので、直接、本人に会いにいきました。電話のような態度をされるのであれば、上司に文句を言おうと思いました。(怪我をしている家族に脅しのような大きな声で喚きたくる。)
大学の保険会社の評価でも、東京海上なら、良い、でしたので、少しビックリでした。
会社に訪問し、新しい担当者に会いました。職場でしたので、ごく、普通に話されていました。過失相殺の話などを、して帰りました。過失相殺の割合も7:3で落ち着きました。
保険会社の人が半年程して、示談の話にこられました。とりあえず、本人も歩けるようになっていましたので、相手の提示した示談金額が妥当なものなのか、事故紛争センターに行く事を報告し帰ってもらいました。
本人が大阪の事故紛争センターに予約を取り、話にいきました。無料でした。まあ普通の金額で極端に安くは設定していなかったようでした。裁判にすれば、金額的には、もう少し増やす事ができますとアドバイスがありました。
本人は裁判までは必要はないと判断し、示談書に印鑑を押しました。
あれから、15~16年くらいですが、たくさん走ると、膝が少し痛くなるようです。保険って何もなければ、もったいない気がしますが、少しの金額でも、加入しておけば、助かるなあと思いました。
本人は現在、社会人となり、保険も自分で加入しています。その保険の中でも、積み立てと保険の保障が一体になっている物がお得だと言っていました。1年に一回は余剰金が帰るタイプの物で、積立金にプラスされていきます。最近は預金金利が安いので、こういったタイプの保険は貴重だなあと思います。
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